それがノスタルジーへと変わる前に

「音楽やってる人はかっこいい アイドルやってるコはかわいい とか あれから何年が経ったんだっけ 時々自分がわかんなくて それすらも当たり前になって 久しぶりに君と話したいね なんて思ってる 電話はしないけど」

放課後プリンセス関根ささらの投稿から見る #FOLLOWMETO とアイドルの親和性の高さ

気づいたら、また彼女についてのブログを書いています。

 

ここでいう「彼女」というのはガールフレンドの意味ではありません。「一番愛を注いでいる女の子」をガールフレンドと定義するなら、ガールフレンドですね。

でも、根がおたくなので僕は関根ささらさんについては推しとおたくの関係でいたいですよろしくお願いします。

 

まあなんでもいいですが、今回は(も)関根ささらさんの話をしたい。

「言いたいことがあるんだよ」的な感じで今回も書きます。どれだけの人が見てくれるのかは分かりませんが、それはいいです、とにかく気持ちが済むまで書きます。

 

 

 

先日関根ささらさんが投稿した写真が、僕の心を鷲掴みにしました。

本ブログでは、写真の解説と、その写真がものすごくアイドルらしい、という話を通して関根ささらさんの魅力を伝えていくのが目的です。

 

 

 僕の心を奪った写真がこちらです。

 

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1 関根ささらが投稿した写真の解説

LINEブログに以下の文章があったので、これをもとに解説をしていきます。

この撮り方、海外で流行ってるらしい、、、彼女とディズニーなう的なアレ!

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まずは「彼女とディズニーなう的なアレ」について説明していきます。

アイドルのおたくにはお馴染みのアレですね。

【「彼女と◯◯なう!」写真】とここでは呼ばせていただきますが、これは、2017年、アイドル(主に地下アイドル)がSNSに投稿する写真の流行りです。彼女とデートしてる風の目線で撮られた写真です。

「彼女と◯◯なう!」写真は、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)の「ぺろりん」こと鹿目凛さんが最初に始めたもので、調べたらネットニュースの記事にもなっていました。すごい。

spotlight-media.jp

 

関根ささらさんに関する「彼女と◯◯なう!」写真としては以下のものがあります。

 

2枚目の笑顔、最高過ぎませんかね、、、、、、好きですよ。

僕はたくさん笑う子が好きでしてね、なんていうんですか、太陽みたいに輝いていて最高じゃないですか? 関根ささらさん好きじゃないですか?

 

話が逸れました。

先の関根ささらさんが投稿した写真は今のアイドルの流行りを押さえた写真であって、その意味でもアイドル性が要素としてあるということは改めて確認しておきたい。

 

 

次は、先ほど関根ささらさんのブログからの引用したコメントの「この撮り方、海外で流行ってるらしい」という部分について。 

 

女の人が撮影者の手を引っ張るこの構図、どこかで見たことのあるかと思います。この構図は写真家の Murad Osmann 氏の「#FOLLOWMETO」という作品のものです。「建物や景色に向かって女性がカメラマンの手を引いている」という構図になっています。

www.instagram.com

  

そして、その作品の構図を真似して撮影した写真を「#FOLLOWMETO」のハッシュタグとともに投稿することが「写真投稿SNSInstagram」で現在大流行を見せている」として日本でも紹介されています*1

 

余談ですが、日本で撮影したものもあります。

www.instagram.com

www.instagram.com

www.instagram.com

www.instagram.com

 

 

話を戻して、先の関根ささらさんが投稿した写真はこのような世界の流行りを押さえた写真であることを元ネタの説明を通して見てきました。

 

  

 

関根ささらさんが投稿した写真の背景はディズニーですが、「ディズニー大好きアイドル」とTwitterのプロフィールに書くほど、関根ささらさんはディズニーが好きなのです。もちろん、関根ささらさんは年パスを持っています。

お財布のこと考えずにグッズ買って」いたり、スターウォーズに詳しいファンが身近にいるから「私はまだまだスターウォーズのおたくとは言えない」と発言していたりする*2、ガチなファンです。「私はまだまだ〇〇のおたくとは言えない」というのは僕の知ってるおたくがよく言っているし、好きなものに対するマインドが完全におたくのそれです(好き)。

 

 

ここまで解説してきたことから冒頭で挙げた写真について言えるのは、アイドルをやっていて、アメリカでの留学経験がありグローバルな視点を持っていて、ディズニーが好きな関根ささらさんらしい写真だと言えます。

  

 

 

2 関根ささらと「#FOLLOWMETO」について

冒頭に挙げ、1で解説してきた関根ささらさんが投稿した写真は、「彼女と〇〇なう!」と「#FOLLOWMETO」、「ディズニー」の三つの要素で成り立っていますが、僕はこのうち「#FOLLOWMETO」の要素に焦点化して話を進めていきたいと思います。 

よって、これ以降(2と3)は前掲の写真を【関根ささら(さん)の「#FOLLOWMETO」写真】として論を進めていきたいと思います。

  

「FOLLOW ME TO」を訳すなら「私についてきて」です。この言葉は、関根ささらさんのアイドルとしての在り方に関わりが深い言葉であると僕は思います。というのも、関根ささらさんの発信する言葉には、この類のメッセージが多く登場するからです。

それを確かめるべく、軽く調べてみました。

放課後プリンセスの正規メンバー8人のツイートを「ついてきて」という言葉で検索をかけてみました。すると、放課後プリンセスのメンバーの中で関根ささらさんが一番「ついてきて」という言葉を含むツイートが多いことが分かりました。*3

 

これは「『ついてきて』という言葉を使っていないからダメだ」という話ではありません。アジカンのGotchさんも「スタイルは精神を表します。言葉づかいとか、強弱とか」と言っていますが*4、「どういう言葉を選ぶのか」というのはその人の人柄がよく出るところだと僕は思っています。

関根ささらさんが「ついてきて」という言葉をよく使うことは、ファンよりも一歩先に立ってリードする、という関係性、アイドルとしての在り方を示していると僕は考えます。よって「#FOLLOWMETO」と関根ささらさんには関連があると言えるでしょう。 

 

 

 

3 アイドルと「#FOLLOWMETO」について

1にて関根ささら(さん)の「#FOLLOWMETO」写真にはアイドル性がある、という話をしましたが、ここでは抽象化してアイドル一般の話をします。

アイドルが「#FOLLOWMETO」の写真の構図を真似するということは、元の作品にはないメッセージが付与されることになるのではないかと僕は考えます。

 

(「地下アイドル」と言われるような)「アイドルとおたく」の関係性は、「アーティストとファン」という関係性よりもずっと強く、時に一体となると僕は思っています。

CDやグッズの売り上げはもちろん、どれだけのおたくの心を掴むかでメンバー並びにグループの活動は左右される。アイドルのおたくには「握手券のためにCDを買う」「推しに好いてもらうためにCDを買う」というイメージがあるかもしれませんが、CDを買えば買っただけ売り上げが伸びる。売り上げが伸びればアイドルのおたく以外にも見てもらえるきっかけになる。一般的なイメージであるところのアイドルのおたくは、アイドルのおたくの一側面でしかなく、CDを買うということはアーティストとしての側面を応援することなのですね。

グループにとってターニングポイントとなる大きなライブや、リリースのときというのはおたく同士、そしてアイドルとおたくとの結びつきが強くなり、言葉では言い表せない独特の一体感が生まれ、どこかへ一緒についていくような、そんな感覚になります。これが先ほどの「「アイドルとおたく」の関係性は(中略)時に一体となる」ということの意味です。

 

「#FOLLOWMETO」写真は女の人が撮影者の手を引っ張って前に進もうとする、まさに「私についてきて」というような構図が用いられています。どこか、この人についていった先に明るい未来が待っているような、そんな印象を抱きます。

これを先の話と絡めてアイドルの文脈の中に置くならば、アイドルが「#FOLLOWMETO」写真を撮影、投稿するということは、「まだ見たことのないどこか遠い場所へ連れて行く」というおたくとアイドルの関係に似ていて、希望を抱かせるようなものに思えます。

※但し、おたくは総じてアイドルの幸せを願うものだとして、アイドルにおける幸せは売れることだとする

 

 

 

4 関根ささらの #FOLLOWMETO 写真についてまとめ

今まで語ってきたことを考えると、関根ささらさんの「#FOLLOWMETO」写真は

【関根ささらの人間性やアイドルとしての在り方と、「#FOLLOWMETO」という作品が持つものが重なり合うということを背景にして、これからの活動における明るい未来の象徴としての「夢の国(ディズニーランド)」へ、私が連れて行ってあげる】

というメッセージを持つことになります。うまく表現できていない気がしますが、これが僕の言葉での表現の限界です。

 

 

 ここまで4000字近く、理屈を並べてきたわけですが、きっと本人はこの写真にここまで考えてないと思います。でも「意図していないから違う」ということでもないんです。

 

これだけこのブログで何が言いたいかというとですね、関根ささらさん大好きです可愛いです最高ですという話なんですよ。一人のおたくをここまでさせる関根ささらさんの魅力についてこのブログを通して知ってもらえたら嬉しいです。

僕は彼女の人柄に惹かれて会いに行ったことをきっかけにして推しているわけですが、関根ささらさんを知れば知るほど人いいところが見えてきて好きになります。

この間、彼女は事務所社長に怒られたことがあったのですが((関根ささら♔放課後プリンセス on Twitter: "今日はライブ後、事務所社長にめちゃくちゃ怒られて、自分の未熟さを痛感しました…。ファンの皆さんにも心配をおかけしてしまい、本当にごめんなさい。メンバーにも迷惑をかけないよう、さらに気を引き締めて明日からもっと頑張ります!!!"))、それがあった後に会いに行ったときにあまりそのことに触れないように話していたら最後に「この前は心配かけてごめんね、リプライすごく励みになったよ、ありがとう」と彼女の方からその話題について話しました。怒られたことについて話すことは僕はすごく嫌なので、もし僕が彼女の立場だったら相手が触れなかった場合にはスルーしてしまうと思います。だから、自分が怒られたことについて、自分から話し始める関根ささらさんすごいなあとその時は思っていました。

しかし、ここまでささらちゃんのことを書いてきて、それだけではないのではないかと思います。

関根ささらさんいいところは感謝を言葉で表現できるところだと思っています。「自分が怒られたことについて、自分から話す」ということの先に「感謝の気持ちを伝える」ということがあるんです。会話の流れ的には触れなくていい話題にわざわざ触れたのは、ファンへ感謝の言葉を対面で伝えたかったからなのかと思います。関根ささらさんの人柄の良さ、そういう真っ直ぐなところが「ついていきたい」と思わせる彼女の魅力の一つなんだと思います。

 

 

「最後まで読んでくれてありがとう」とささらちゃんがブログの最後に書く理由がわかりますね。

こんなブログを読んでくれた優しい方々、ありがとうございました。

 

関根ささらさんが導く未来でまた、お会いしましょう。